なるべく所有物は少ない方が良い。という考えを持つ人が多いこの頃。物が溢れている時代らしいなーと感じながら、私もその1人です。
でも、部屋には物が溢れているので、日々少しづつお片付けです。
昔読んだ一冊の本。確か捨てちゃいけない本なのですが、結末を覚えていません。挿し絵が多く文章は少ないので、もう一度読んで判断する事に。
(こんな調子だから片付かない・・)
体の不調やケガなんてないのに、突然飛べなくなってしまったコアジサシという鳥のお話。物語は静かで淡々としていて、飛べない奇妙な鳥がいるという事以外は、普通の浜辺の風景です。
浜辺を歩いて過ごすコアジサシは色々な発見をしていきますが最後に、飛ぶ事の素晴らしいさを見つけます。
飛ぶ事の価値を知らなければ、ただ飛んでいるというだけで本当の意味で飛ぶ事はできないという事を。
当たり前のような事も当たり前ではないという事を、人はすぐに忘れてしまいます。必要な時に、その事を思い出させてくれるであろうこの本を、また本棚に戻すのでした。
SAYO